はろ‐ばろ【遥遥】
[副]《古くは「はろはろ」》「はるばる」に同じ。「神々しいまでに美しい—とした稜線」〈井上靖・比良のシャクナゲ〉 「難波潟漕ぎ出(づ)る舟の—に別れ来ぬれど忘れかねつも」〈万・三一七一〉
バイ‐バイ【bye-bye】
[感]親しい者どうしや子供などが、別れのあいさつに用いる語。さようなら。「—、またね」
[名](スル)別れること。「こんな生活とは早く—したい」
ひき‐ひき【引き引き】
[形動ナリ]《「ひきびき」とも》各自、自分の心のままにすること。思い思い。「人も—に方々別れつつ結縁しけり」〈発心集〉
ひさ【久】
[形動ナリ]時を長く経るさま。長く続くさま。「妹(いも)が袖別れて—になりぬれど一日(ひとひ)も妹を忘れて思へや」〈万・三六〇四〉
ひとおもい‐に【一思いに】
[副]あれこれ迷わず、一気にそうするさま。思い切って。「いっそ—別れてくれ」
ひと‐くさ・い【人臭い】
[形][文]ひとくさ・し[ク] 1 人間のにおいがする。人のいる気配がする。「むうっと—・いにおいが鼻を打った」〈水上・大阪の宿〉 2 人間らしい。「人を—・いとも思わぬような、自暴自棄(すてば...
ひと‐ふし【一節】
1 竹・木・草などの一つの節。 2 音楽などのひと区切り。1曲。また、一節(いっせつ)。「さわりを—聞かせる」 3 一つの特有の点。ひとかど。「—あはれともをかしとも聞きおきつるものは」〈枕・四...
ひと‐よ【一世】
人が生きている間。一生。「—には二度(ふたたび)見えぬ父母を置きてや長く我(あ)が別れなむ」〈万・八九一〉
ひら‐ば【平場】
1 たいらな場所・土地。 2 「平土間(ひらどま)」に同じ。 3 普通の場。 ㋐競馬などで、特別レースでない一般のレース。 ㋑賭け事で、普通に賭けるだけで、割り増しの賭けをしない場。 ㋒芸妓など...
領巾(ひれ)振(ふ)・る
領巾を振る。女性が人を招いたり別れを惜しんだりするようすの形容。「見渡せば近き里廻(さとみ)をたもとほり今そ我が来る—・りし野に」〈万・一二四三〉