せんばづる【千羽鶴】
川端康成による連作短編小説。昭和24年(1949)から昭和26年(1951)にかけて、雑誌「読物時事別冊」「小説公園」「別冊文芸春秋」に断続的に発表。志野茶碗を象徴的モチーフとしながら、男女の愛...
そうとういまだしせず【総統いまだ死せず】
福田恆存の戯曲。ヒトラー日本亡命説を主題とする喜劇。昭和45年(1970)、雑誌「別冊文藝春秋」に掲載。同年、浅利慶太の演出により、劇団四季が初演。第3回日本文学大賞受賞。
つけ‐ちょう【付(け)帳】
芝居上演に必要な大道具・小道具・衣装・かつらなどの品目、また下座音楽の指定などを、それぞれ別冊に分け、幕ごとに書き出したもの。付(つけ)。
てき【狄】
古代中国で、匈奴(きょうど)など北方の異民族の呼称。北狄。 綱淵謙錠(つなぶちけんじょう)の長編時代小説。昭和47年(1972)から昭和48年(1973)にかけて「別冊文芸春秋」誌にて連載。...
ばんぎく【晩菊】
林芙美子の小説。昭和23年(1948)、「別冊文芸春秋」に発表。同年の第3回女流文学者賞を受賞。成瀬巳喜男監督により映画化されている。
ふ‐ろく【付録/附録】
1 本文のあとに、参考・補足の意味で付けられたもの。「巻末の—」 2 書籍や雑誌などの本体に添えられたもの。「別冊—」
べつ【別】
[音]ベツ(慣) ベチ(呉) [訓]わかれる わける わかつ [学習漢字]4年 1 いっしょにいたものが離れ離れになる。「別居・別離/哀別・一別・永別・訣別(けつべつ)・告別・死別・生別・惜別・...
ほん‐し【本誌】
1 別冊や付録に対して、雑誌の本体となる部分。 2 この雑誌。
みしらぬせんじょう【見知らぬ戦場】
長部日出雄の小説。「別冊文芸春秋」誌に連載、単行本は昭和61年(1986)刊行。太平洋戦争時にルソン島で戦死した著者の兄の足跡を取材し、小説化したもの。
ゆうれいき【幽霊記】
長尾宇迦(ながおうか)による短編小説。副題「小説・佐々木喜善」。柳田国男の「遠野物語」を主題とする。昭和62年(1987)、「別冊文芸春秋」180号に掲載、直木賞候補作となる。