きき‐ごま【利(き)駒】
将棋で、金将・銀将・飛車・角行などの、攻守にすぐれた働き駒。また、相手の駒の働きを抑えている駒。
きき‐ざけ【聞(き)酒/利(き)酒】
酒を少量味わって、そのよしあしを鑑定すること。また、そのために用いる酒。《季 秋》
きき‐ちゃ【聞(き)茶/利(き)茶】
1 「嗅(か)ぎ茶」に同じ。《季 春》「絵襖(ゑぶすま)の古き牡丹に—かな/虚子」 2 「闘茶(とうちゃ)」に同じ。
きき‐ぢょく【利き猪口】
利き酒の際に用いる猪口(ちょく)。ふつう、小振りの湯のみ大の白地の磁器で、酒の光沢を見るため底に青色の蛇の目模様がある。ききちょこ。
きき‐て【利(き)手】
1 「利き腕」に同じ。 2 腕前がすぐれている人。腕利き。「道場一の—」
きき‐どころ【利(き)所】
1 効き目のあるところ。「灸(きゅう)の—」 2 ある物事の中の、特に大切な部分。要所。「—を押さえる」
きき‐め【効(き)目/利(き)目】
1 ある働きかけや作用によって現れるよい結果。効能。効果。「—が速い」「—がない」 2 (利き目)両目のうち、よく働くほうの目。ふつう、望遠鏡や顕微鏡などをのぞくときに使うほうの目をいう。
きき‐もの【利き者】
「利け者」に同じ。「今では新松坂の此春(このはる)、其君(そのきみ)、…なぞが—さ」〈洒・古契三娼〉
き・く【利く/効く】
[動カ五(四)] 1 効果や働きなどが現れる。期待どおりのよい結果が実現する。効き目がある。「てきめんに—・く薬」「宣伝が—・いて大評判だ」「腹部へのパンチが—・く」 2 本来の機能を十分に発揮...
き・く【聞く/聴く】
[動カ五(四)] 1 音・声を耳に受ける。耳に感じ取る。「物音を—・く」「見るもの—・くものすべてが珍しい」「鳥の声も—・かれない」 2 (聴く)注意して耳にとめる。耳を傾ける。「名曲を—・く」...