しせい【刺青】
谷崎潤一郎の小説。明治43年(1910)発表。刺青師清吉によって背中に女郎蜘蛛(じょろうぐも)を彫られたお酌が、驕慢(きょうまん)な美女に変身していく姿を耽美(たんび)的に描く。昭和41年(1...
しせいさつじんじけん【刺青殺人事件】
高木彬光の処女小説。密室殺人をテーマとする推理小説で、神津恭介(かみづきょうすけ)シリーズの第1作。昭和22年(1947)に執筆、江戸川乱歩に認められて昭和23年(1948)に「宝石選書」より出...
し‐そう【刺創】
先のとがった硬いものが刺さってできる傷。刺し傷。
し‐そう【刺草】
アザミの別名。
し‐どく【刺毒】
ある種の動物の、体表の針やとげに含まれる毒。他の動物を刺すことで毒を注入する。スズメバチ・サソリ・クラゲ類などにみられる。「—魚」
し‐ほう【刺胞】
クラゲ・イソギンチャクなど腔腸(こうちょう)動物に特有の器官。袋状で、中にある刺針・刺糸が刺激にあうと飛び出し毒液を発射する。えさを捕るときや防御の際に用いられる。
しほう‐どうぶつ【刺胞動物】
腔腸(こうちょう)動物の別名。
し‐もう【刺毛】
1 植物の表皮にあるとげ状の毛。イラクサなどにみられる。 2 昆虫の体にある毛状の突起。また、ドクガなどの幼虫のもつ、毒腺につながるとげ状の毛。
し‐らく【刺絡/刺胳】
漢方で、瀉血(しゃけつ)法の一。皮下の小静脈を刺して悪い血を流し去ること。
刺(し)を通(つう)・ず
名刺を出して面会を求める。「車を下るや、急に進んで—・じ」〈秋水・兆民先生〉