じゅゆう‐しん【受用身】
仏語。仏の三身の一。悟りによって得た法を自ら楽しみ、また、他の人々にその法を施し楽しませる仏身。前者を自受用身、後者を他受用身という。
じんるい‐がく【人類学】
人間の生物的側面と文化的所産とを研究する学問。生物としての人間を扱う形質人類学と、人間が築き上げてきた文化を課題とする文化人類学とに二分される。初めは前者を意味したが、19世紀半ばごろから後者が発達。
すいめん‐は【水面波】
水の表面の上下動に対して、表面張力や重力が復元力として作用することで起こる波。前者を表面張力波、後者を重力波という。水の波。
スティープルチェイス【steeplechase】
陸上競技の3000メートル障害走。トラックに、転倒しないハードル(高さは男子が91.4センチ、女子が76.2センチ)が4個、直後に最深70センチの水濠(すいごう)を備えたハードルが1個置かれ、前...
ず‐と‐じ【図と地】
《figure and ground》心理学で、ある物が他の物を背景として全体の中から浮き上がって明瞭に知覚されるとき、前者を図といい、背景に退く物を地という。
せい‐うん【星雲】
雲のように広がって見える天体。銀河系内星雲と銀河系外星雲とに分けられていたが、現在では前者を単に星雲、後者を銀河と呼んでいる。星雲は、散光星雲、暗黒星雲、惑星状星雲などに分類される。→銀河
せい‐そく‐り【性即理】
中国哲学で、人間の本性こそが道徳行為の法則(理)であると説く朱子学の主張。朱子学では、人間に本来的にそなわっている道徳的本性と、各人が持って生まれた気質とを区別し、前者を理であるとする。→心即理
せつ‐どう【摂動】
1 太陽の引力を受けて楕円軌道上を動く太陽系の天体が、他の惑星の引力を受けて楕円軌道からずれること。 2 力学系の運動を記述するハミルトン関数が、比較的簡単な主要部分のほかに含む、小さい付加項。...
せつび‐ご【接尾語】
語構成要素の一。単独では用いられず、常に他の語の下について、その語とともに一語を形成するもの。意味を添加するもののほかに、上の語の文法的機能を変える働きをもつものがある。「彼ら」「殿さま」などの...
せんそうせきにん‐にぶんろん【戦争責任二分論】
中国政府の日本に対する外交の基本原則。日中戦争における日本の戦争責任について、一部の軍国主義者と一般の兵士や国民を区別し、前者にのみ責任があるとする考え方。