あんけん‐さつ【暗剣殺】
九星(きゅうせい)の方位の中で、最も凶とされる方位。これを犯すと剣難にあって、主人は使用人に、親は子に殺されることがあるという。
あん・ずる【按ずる】
[動サ変][文]あん・ず[サ変] 1 考えをめぐらす。「依て窃(ひそか)に—・ずるに」〈福沢・福翁百話〉 2 調べる。「且(かつ)先例を—・ずるに」〈鴎外・渋江抽斎〉 3 なでる。特に、刀の柄(...
い‐あい【居合】
《もと「立ち合い」に対する語で、「居」は座ることの意》座った姿勢から瞬時に刀を抜き、敵を斬る剣技。元亀・天正(1570〜1591)ごろ、奥州の林崎甚助重信に始まるといわれる。居合抜き。
いえ‐じゅうだい【家重代】
家の宝として代々伝えていること。また、そのもの。「—刀剣」
生(い)き肝(ぎも)を抜(ぬ)・く
ひどく驚かす。ど肝を抜く。生き肝を取る。「相手の剣幕に—・かれる」
イキシア【ixia】
アヤメ科の多年草。球根から細い剣状の葉を出す。4、5月ごろ、高さ約30センチの花茎を伸ばし、白・黄・桃・赤・紫色などの花を穂状につける。南アフリカの原産。観賞用。やりずいせん。
いし‐つつ【石槌】
古代の剣の一。柄頭(つかがしら)を石でつくったものという。「久米の子が頭椎(くぶつつ)い—いもち撃ちてし止まむ」〈記・中・歌謡〉 [補説]用例の「頭椎い」「石槌い」の「い」は上代の副助詞。
いしづち‐さんみゃく【石鎚山脈】
愛媛県・高知県の境を東西に連なる山脈。四国山地の西半分を占め、東半分の剣(つるぎ)山地に対する。四国最高峰の石鎚山のほかに笹ヶ峰(標高1859メートル)・伊予富士(標高1756メートル)・瓶(か...
いしぶみ【碑】
中山義秀の歴史小説。昭和14年(1939)発表。同年刊行。幕末から明治維新に至る激動の時代を背景に、剣術に秀でた士族の兄弟の数奇な運命を描く。
いしん‐ざい【威信財】
王など権力者の権威や権力を示す財物。とくに、古代における銅鏡や宝剣・王冠などで、神権と王権の不可分性を象徴した。文化人類学の用語。