按ずる（あんずる）とは？意味・読み方・使い方

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あん・ずる【^×按ずる】
の解説

［動サ変］［文］あん・ず［サ変］

１考えをめぐらす。
1. 「依て窃 (ひそか) に—・ずるに」〈福沢・福翁百話〉

２調べる。
1. 「且 (かつ) 先例を—・ずるに」〈鴎外・渋江抽斎〉

３なでる。特に、刀の柄 (え) に手をかける。
1. 「街側 (がいそく) の巡査は厳かに剣を—・じて」〈木下尚江・良人の自白〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

按ずるの例文(6)

出典：青空文庫

･･･か何とか断っている。按ずるに無条件の美人を認めるのは近代人の面目に･･･芥川竜之介「お時儀」
･･･地誌を按ずるに、摩耶山は武庫郡六甲山の西南に当りて、雲白く聳えたる･･･泉鏡花「一景話題」
･･･府に肉迫し、易水剣を按ずる壮士は慷慨激越して物情洶々、帝都は今にも･･･内田魯庵「四十年前」

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