へぎ【折ぎ/剝ぎ/片木】
1 薄くはぐこと。また、薄くはいだもの。特に、物を包んだりするために木を薄くけずったもの。「竹の皮の代わりに—で包んだ大きな握り飯は」〈有島・生れ出づる悩み〉 2 「折(へ)ぎ板」の略。 3 「...
へ・ぐ【剝ぐ/折ぐ】
[動ガ五(四)] 1 薄く削りとる。また、はがす。はぐ。「皮を—・ぐ」「床板を—・ぐ」 2 少し減らす。へずる。「知行ヲ—・グ」〈日葡〉 3 すばやく盗み取る。横取りする。「馬飼ひの者、それを...
へげ‐いし【剝げ石】
板状節理がよく発達して、平らに割れた石材。また、鉄平石や根府川(ねぶかわ)石のこと。
へ・げる【剝げる】
[動ガ下一][文]へ・ぐ[ガ下二]はげ落ちる。はがれる。「汗で白粉(おしろい)が—・げる」
へず・る【剝る/折る/削る】
[動ラ五(四)]《古くは「へつる」》 1 削って取る。取って減らす。「小遣いを—・られる」 2 上前をはねる。かすめ取る。「売り上げをこっそり—・る」 [可能]へずれる
へつり‐がね【剝り金】
《「へづりがね」とも》少しずつかすめ取った金銭。「わづか二百目三百目の—」〈浄・冥途の飛脚〉
むき‐えび【剝き蝦】
小エビの頭・殻・尾を取り除いたむき身。また、干しエビの殻を取り除いたもの。
むき‐たけ【剝茸】
ガマノホタケ科のキノコ。秋に広葉樹の枯れ木などに生える。短い柄があり、傘は半円形で、直径5〜10センチ。淡黄褐色で表皮がはげやすい。皮をむいて食用にする。
むき‐だし【剝き出し】
[名・形動] 1 おおわないで、あらわに出すこと。また、そのさま。「すねを—にする」 2 あからさまであること。また、そのさま。露骨。「悪意の—な批評」「敵意を—にする」
むき‐だ・す【剝き出す】
[動サ五(四)]隠さず、そのまま外に出す。おおっているものを取りのぞいて、あらわにする。露出する。「歯を—・す」「闘志を—・して対戦する」