ならく【奈落/那落/捺落】
《(梵)narakaの音写「奈落迦」の転》 1 地獄。また、地獄に落ちること。「—の苦しみを味わう」 2 物事の最後の所。どん底。特に、これ以上はない、ひどい境遇。「—に沈む」 3 (奈落)劇場...
にし【西】
1 太陽の沈む方角。西方。⇔東。 2 西洋。「—に航せし昔の我ならず」〈鴎外・舞姫〉 3 西風。「—が吹く」 4 西方浄土。 5 相撲の番付で、向かって左側の称。 6 歌舞伎劇場内で、江戸では舞...
にしかわ‐りゅう【西川流】
日本舞踊の流派の一。初世西川千蔵を流祖とするが、流儀として確立したのは2世扇蔵。江戸中期から後期にかけて、江戸の歌舞伎劇場の振り付けを行い流勢を誇った。分派として名古屋西川流と正派西川流とがある。
にしのくにのにんきもの【西の国の人気者】
《原題The Playboy of the Western World》シングの戯曲。3幕。1907年、ダブリンのアベイ劇場にて初演。父親を殺してきたという男を中心に、アイルランドの酒場に集う人...
にじゅう‐ぶたい【二重舞台】
劇場で、平舞台より一段高い舞台。平台と箱馬を組み合わせ、必要に応じて平舞台上に組み立てる。高さによって、常足(つねあし)・中足(ちゅうあし)・高足(たかあし)などの別がある。
に‐ちょう【二丁/二梃】
1 一丁(一梃)の2倍。 2 歌舞伎劇場で、合図として打たれる柝(き)の一。開幕10分前に、頭取部屋の前でチョンチョンと二つ打つもの。
ニッケルオデオン【nickelodeon】
昔の米国の、入場料が5セントの大衆向けの劇場・映画館。ニッケルは5セントの白銅貨。
にばん‐だいこ【二番太鼓】
歌舞伎劇場の儀式音楽。一番太鼓の次に打つ大太鼓の独奏で、まもなく芝居が始まることを知らせる。明治中期まで行われた。
にほん‐げいじゅつぶんかしんこうかい【日本芸術文化振興会】
伝統芸能や現代舞台芸術の保存・振興・普及、芸術文化の振興・普及活動への援助などを行う独立行政法人。国立劇場・国立演芸場・国立文楽劇場などを運営する。昭和41年(1966)特殊法人国立劇場として設...
にまい‐め【二枚目】
1 歌舞伎の役柄で、主に恋愛場面を見せる美男の立ち役。江戸時代の劇場で、表の看板の右から2番目に名が書かれたところからいう。また一般に、演劇・映画などの美男役。→三枚目 2 《1から転じて》美男...