しんぶよう‐げき【新舞踊劇】
新舞踊劇運動に基づく創作舞踊劇。明治末期から昭和初期の劇壇に新風を吹き込んだ。坪内逍遥(つぼうちしょうよう)の「新曲浦島」「お夏狂乱」など。
しんり‐げき【心理劇】
⇒サイコドラマ
じだい‐げき【時代劇】
演劇・映画などで、主として江戸時代またはそれ以前に題材をとったもの。⇔現代劇。
じどう‐げき【児童劇】
児童のための劇。また、児童が中心になって演じる劇。日本では大正10年(1921)坪内逍遥によって提唱された。
じゅなん‐げき【受難劇】
キリストの受難を中心に、その生涯などを脚色した宗教劇。13〜16世紀ごろ、欧州各地で祝祭などに上演された。
じょじてき‐えんげき【叙事的演劇】
《(ドイツ)Episches Theater》ブレヒトが提唱した演劇理論。観客の感性に訴えるような従来の演劇に対し、距離をもって批判的に観察・認識させようとする演劇の方法。叙事詩的演劇。
じょゆう‐げき【女優劇】
女優だけで演ずる劇。特に、明治末期から昭和初期にかけての帝国劇場付属技芸学校(女優養成所)の研究生による演劇をさす。
スペインひげき【スペイン悲劇】
《原題The Spanish Tragedy》キッドの戯曲。1587年頃初演。エリザベス朝時代の復讐劇流行のきっかけとなった。邦題は「スペインの悲劇」ともする。
すん‐げき【寸劇】
ごく短い簡単な劇。
せいかく‐げき【性格劇】
主人公の特異な性格を強調し、それが引き起こす事件を中心に展開する劇。