せい‐かげき【正歌劇】
⇒オペラセリア
せい‐げき【正劇】
音楽劇や舞踊劇などに対し、せりふ劇。明治36〜39年(1903〜1906)川上音二郎一座が、「オセロ」などの翻案劇にみずから用いた呼称。新派劇の一種で、新劇の萌芽(ほうが)となった。
せい‐げき【静劇】
《static drama》動作をひかえめにし、少ないせりふで心理の葛藤(かっとう)を表現する劇。近代劇の特徴で、メーテルリンクの劇がその典型。
せいし‐げき【聖史劇】
《(フランス)mystère》15世紀のフランスを中心に、中世末期の欧州で流行した宗教劇。旧約・新約聖書に取材し、キリストの生誕・受難・復活の物語を主題としたもの。町の広場で数日間にわたって上演...
せいぶ‐げき【西部劇】
米国の西部開拓時代を背景にした映画・演劇。ウエスタン。
せりふ‐げき【台詞劇/科白劇】
「科白(かはく)劇」に同じ。
せん‐げき【川劇】
《四川省の劇の意という》中国四川省に伝わる古典劇の一。京劇に似た演劇で、一瞬で面を変える変面が有名。
ぜんえい‐げき【前衛劇】
既成の演劇様式を打破して、新しい表現方法を追求する演劇。
そう‐げき【怱劇/忩劇】
非常にあわただしいこと。忙しくて落ち着かないこと。「—の巷(ちまた)」
そっきょう‐げき【即興劇】
筋立てだけ決めておいて、あとは当意即妙のせりふやしぐさによって演じる劇。