きょうげん‐まわし【狂言回し】
1 歌舞伎劇で、筋の運びや主題の解説に終始必要な役柄。 2 表立たずに物事の進行をつかさどる人物。「社長交代劇の—をつとめる」
きょうじんなおもておうじょうをとぐ【狂人なおもて往生をとぐ】
清水邦夫の戯曲。副題「昔、僕たちは愛した」。昭和44年(1969)「テアトロ」誌に発表。同年3月、俳優座劇場にて初演。
きょう‐ぼう【教坊】
1 劇場や遊里など、遊芸を見せる所。「音曲に巧にして且つ容貌の美なるを以て盛名—に冠たり」〈織田訳・花柳春話〉 2 中国で唐代以降、官設の歌舞音楽の教習所。
きょうゆうち‐の‐ひげき【共有地の悲劇】
経済学で、多くの人の利己的な行動によって共有資源が枯渇すること。山林や漁場などの共有地(入会地(いりあいち))において、各自が適量を採取すれば存続できる資源も、自己利益のために濫伐・乱獲する者が...
きょく‐りょう【極量】
薬局方に規定された医薬品の最大限の用量。毒・劇薬の個々について、大人の1日量または1回量を定めている。
き‐らいごう【鬼来迎】
民俗芸能の一。千葉県山武郡横芝光町の広済寺で盆の7月16日に行われる、地獄のさまなどを演じる宗教劇。《季 夏》
きられ‐やく【切られ役/斬られ役】
映画や演劇などの立ち回りで、切られる演技をする役。
きり‐あな【切(り)穴】
歌舞伎劇場で、舞台の床を切り抜いた方形の穴。幽霊・変化(へんげ)などの出入りや、井戸・池などに飛び込むときに用いる。花道に設けるものは「すっぽん」という。
きり‐おとし【切(り)落(と)し】
1 切り落とすこと。また、切り落としたもの。 2 肉や魚などを切り分ける際にできる、半端で形のそろわない部分。 3 江戸時代の歌舞伎劇場で、平土間の最前列の大衆席。文化年間(1804〜1818)...
きりのおと【霧の音】
北条秀司の戯曲。昭和26年(1951)、東京明治座にて新国劇が初演。