相撲(すもう)も立(た)つ方(かた)
自分が見物しているほうから登場する力士を勝たせたいと思うのが人情であるの意。転じて、少しでも自分に関係のあるほうをひいきすること。「—と手に汗をにぎって見物してゐたれば」〈続狂言記・飛越新発意〉
ずし‐ずし
[副]からだの重いものが歩くときなどの、重く響く音。また、そのさま。ずしりずしり。ずしんずしん。「力士が—(と)土俵に上がる」
せき‐じょうじょう【赤条条】
[名・形動]裸で身に何もつけていないこと。また、丸裸になるさま。「金剛力士をあざむく如き—の羽指(はさし)ども」〈露伴・いさなとり〉
せき‐とり【関取】
もと、大関の異称。現在では幕内および十両力士の敬称。紋服を着ることができ、まげも大銀杏(おおいちょう)に結う。
せきとりせんりょうのぼり【関取千両幟】
浄瑠璃。世話物。九段。近松半二ほかの合作。明和4年(1767)大坂竹本座初演。力士の達引(たてひ)きを描いたもの。二段目の「岩川内(髪梳(かみす)き)」と「相撲場」が有名。
ぜき【関】
[接尾]《「関取(せきとり)」の略》相撲で十両以上の力士のしこ名に付ける敬称。「若乃花—」
ぜっ‐こうちょう【絶好調】
[名・形動]からだのぐあいやわざなどの調子が非常によいこと。また、そのさま。「—な(の)両力士」⇔絶不調。
ぜん‐きゅう【全休】
[名](スル)一日中、または、ある期間の全部を休むこと。「前場所—した力士」
そう‐ばん【早晩】
[名]早いことと遅いこと。また、朝と夕。「二百十日の暴風と云うは…其—などは年に寄って異なるとも」〈西周・百一新論〉 [副]おそかれはやかれ。いずれ。「あの力士は—横綱になるだろう」
ソップ‐がた【ソップ形】
相撲で、やせた力士の体形のこと。スープ(ソップ)を作るのに鶏がらを用いるところからいう。→鮟鱇(あんこ)形