れつ【劣】
[常用漢字] [音]レツ(漢) [訓]おとる 能力や質・品性が他より落ちる。おとる。「劣悪・劣化・劣弱・劣勢・劣等/愚劣・下劣・拙劣・低劣・卑劣・優劣・陋劣(ろうれつ)」
れつ‐あく【劣悪】
[名・形動]性質・状態などがひどく劣っていて悪いこと。また、そのさま。「—な環境」「—な労働条件」⇔優良。 [派生]れつあくさ[名]
れつ‐い【劣位】
他より劣っている位置・地位。⇔優位。
れつ‐ご【劣後】
[名](スル)他におとっておくれをとること。「かつてスマホはパソコンより—するものといわれていた」
れつご‐かぶ【劣後株】
⇒後配株(こうはいかぶ)
れつご‐さい【劣後債】
1 破産または解散したときに、元利金の返済順位が最後になることを条件に企業が発行する債券。自己資本に近い性格をもち、資本増強に有用とされる。劣後社債。 2 2. ⇒ジュニア債
れつご‐しゃさい【劣後社債】
⇒劣後債1
れつご‐ローン【劣後ローン】
《subordinated loan》借り手の企業などが倒産した際に、貸し手への返済順位が低い無担保の貸出債権。リスクの大きい反面、金利は高めに設定してある。銀行の自己資本比率を上げる手段として...
れつ‐じゃく【劣弱】
[名・形動]能力・勢力などが劣っていて弱いこと。また、そのさま。「—な組織」 [派生]れつじゃくさ[名]
れつ‐じょう【劣情】
いやしい心情。また、性的な欲望や好奇心をいやしんでいう語。「—を催す」