にん‐きょう【任侠/仁侠】
弱い者を助け強い者をくじき、義のためならば命も惜しまないといった気性に富むこと。おとこ気。「—道」
ぬれがみ‐ちょうごろう【濡髪長五郎】
浄瑠璃「双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)」の主人公の一人。大坂相撲の人気力士。義理ある人を助けるため侍を殺し、逃亡の果て、生母に一目逢おうと八幡の親里に現れる。
ね‐ぐさ・る【根腐る】
[動ラ四](多く「命」のあとに続けて)命運が尽きる。「助けられたる命—・って死に来たか」〈浄・浦島年代記〉
喉元(のどもと)過(す)ぎれば熱(あつ)さを忘(わす)れる
熱いものも、飲みこんでしまえばその熱さを忘れてしまう。転じて、苦しい経験も、過ぎ去ってしまえばその苦しさを忘れてしまう。また、苦しいときに助けてもらっても、楽になってしまえばその恩義を忘れてしまう。
の・べる【伸べる/延べる】
[動バ下一][文]の・ぶ[バ下二] 1 空間的に長くする。また、広くする。 ㋐たたんであるものなどをひろげる。敷く。「布団を—・べる」 ㋑(「手をのべる」の形で)対象に向かって届かせるように手を...
ノーマライゼーション【normalization】
《正常化の意》高齢者や障害者などを施設に隔離せず、健常者と一緒に助け合いながら暮らしていくのが正常な社会のあり方であるとする考え方。また、それに基づく社会福祉政策。ノーマリゼーション。
はごく・む【育む】
[動マ四]「はぐくむ」に同じ。「万人(まんにん)を—・み助けんためなり」〈沙石集・一〉
はな【鼻】
1 脊椎動物の嗅覚(きゅうかく)の受容器。哺乳類では顔の前面中央に突き出て、左右二つの鼻孔があり、内部の鼻腔に嗅覚器が分布する。また、呼吸器官の始部をなし、発声を助ける働きもする。「—がつまる」...
ハヌマン【(梵)Hanumān】
インド神話の登場人物。風神の子で、猿の顔と長い尻尾をもつ。叙事詩ラーマーヤナでは英雄ラーマを助けて活躍する。ハヌマーン。
羽(はね)を並(なら)・ぶ
1 《中国の、比翼の鳥の伝説から》男女・夫婦がこまやかな愛情で結ばれる。羽を交わす。「木にもおひず羽も並べで何しかも浪路隔てて君を聞くらむ」〈拾遺・雑上〉 2 臣下が協力して主君を助ける。「公(...