きょう‐ゆう【侠勇】
義侠心があって勇ましいこと。また、その人。
きょう‐ゆう【梟勇】
強く勇ましいこと。また、その人。
きょう‐ゆう【郷勇】
中国清末に、正規軍の不足を補うために設けられた地方義勇軍。地方の治安維持や、太平天国の乱などの鎮圧に活躍。のちには地方軍閥の武力的基盤を形成するようになった。
ぎ‐ゆう【義勇】
正義と勇気。また、正義のために発する勇気。
ぎょう‐ゆう【驍勇】
[名・形動]強く勇ましいこと。また、その人やさま。「—なる戍将(じゅしょう)、マルドニウスの為めに、攻撃せられて」〈竜渓・経国美談〉
けっき‐の‐ゆう【血気の勇】
一時の意気に任せて、先のことを考えない勇気。向こう見ずの一時的な勇気。「—にはやる」
ごう‐ゆう【豪勇/剛勇/強勇】
[名・形動]強くいさましいこと。勇気があってものおじしないさま。また、その人。「名だたる—の士」「—無双」
小人(しょうじん)の勇(ゆう)
《「荀子」栄辱から》つまらない人間の、思慮の浅い、軽はずみの勇気。
しょう‐ゆう【小勇】
血気にはやった、つまらない勇気。「いたずらに—に走る」⇔大勇。
しょう‐ゆう【湘勇】
中国清末、太平天国平定のため、1853年に曽国藩(そうこくはん)が郷里の湖南省湘郷(しょうきょう)県で組織した義勇軍。鎮圧の主力となったが、南京(ナンキン)占領後に解散。