たいじ‐じゅんかん【胎児循環】
胎児期の特殊な血液循環の総称。胎児の発育段階に応じて卵黄循環・絨毛膜循環・胎盤循環があり、このうち特に胎盤循環をいう。胎児は、臍帯(さいたい)静脈を通じて胎盤から酸素と栄養を受け取り、体内で生じ...
たい‐じゅんかん【体循環】
心臓の左心室から送り出された血液が、大動脈を通って身体各部の毛細血管でガス交換などを行い、静脈・大静脈を経て右心房に戻る循環経路。両生類以上の動物でみられる。大循環。→肺循環
たかやす‐どうみゃくえん【高安動脈炎】
大動脈とそこから分枝する主要な動脈に炎症が生じ、血管が狭窄(きょうさく)・閉塞あるいは拡張することで、脳・心臓・腎臓・肺などに障害をきたしたり、手足が疲れやすくなったりする病気。明治41年(19...
たかやす‐びょう【高安病】
高安動脈炎の旧称。平成27年(2015)の難病法施行に伴い改称。
ターニケット【tourniquet】
止血用の圧迫帯。多く、動脈からの出血に対して用いる四肢用のバンドをいう。
だい‐けっかん【大血管】
大動脈およびそこから分岐する動脈。
だいけっかん‐しっかん【大血管疾患】
腹部や胸部の大血管に生じる大動脈瘤や大動脈解離の総称。
だいけっかん‐しょう【大血管症】
糖尿病の合併症のうち狭心症・心筋梗塞・脳梗塞・閉塞性動脈硬化症など動脈硬化による症状の総称。
だいけっかんてんい‐しょう【大血管転位症】
左右の心房と心室の位置関係は正常だが、右心室から大動脈、左心室から肺動脈が出ている先天性の心疾患。TGA(transposition of the great arteries)。
だい‐こうとうこう【大後頭孔】
後頭骨の前下方にある大きな卵円形の開口部。延髄・椎骨動脈などが通っている。