かん‐ぐ・る【勘繰る】
[動ラ五(四)]あれこれ気を回して悪い意味に考える。邪推する。「何か裏があるのではないかと—・る」
かん‐こう【勘校】
[名](スル)照らし合わせて誤りを正すこと。また、書物を校訂すること。校勘。
かん‐こう【勘考】
[名](スル)よく考えること。思案。「諸事情を—して決定を下す」
かん‐ごう【勘合】
[名](スル) 1 照らし合わせて真偽を確かめること。また、よく考え合わせること。「原本と—する」 2 明(みん)代の中国で、正式の使船の証として外国に与えた割符。日明間では「日本」の2文字を分...
かんごう‐いん【勘合印】
勘合2に押す印。
かんごう‐せん【勘合船】
室町時代、勘合を交付されて明と正式に通商した船。遣明船。
かんごう‐ふ【勘合符】
「勘合2」に同じ。
かんごう‐ぼうえき【勘合貿易】
室町時代、勘合2を用いた対明貿易。中断したこともあったが、応永11年(1404)から約140年間続いた。銅・硫黄・刀剣・扇などを輸出し、銅銭・生糸・絹織物などを輸入した。
かん‐しん【勘進】
考え調べて、申し上げること。また、勘申(かんじん)のこと。
かん‐じゃ【勘者】
よく物事に気がついて頭の切れる人。勘のよい人。「人の気のつかぬ所をさりとは名誉の—と」〈浮・武家義理・三〉