におい【匂い】
1 そのものから漂ってきて、嗅覚を刺激するもの。「香水の—」「サンマを焼く—」→臭(にお)い1 2 いかにもそれらしい感じ・趣。「都会の—」「生活の—」→臭(にお)い2 3 芸能や文芸で、表現の...
におい‐あぶら【匂い油】
髪などにつける香料入りの油。香油。化粧油。
におい‐おどし【匂い威】
鎧(よろい)の威の一。上方を濃く、下方をしだいに薄く威したもの。
におい‐か【匂ひ香】
《「においが」とも》匂いと香り。香気。「梅の花折ればこぼれぬ我が袖に—移せ家づとにせむ」〈後撰・春上〉
におい‐がみ【匂い紙】
1 香料などの匂いをつけた化粧紙。 2 ⇒ムイエット2
におい‐こぼ・れる【匂い零れる】
[動ラ下一][文]にほひこぼ・る[ラ下二] 1 よいかおりがあふれ出てただよう。「—・れて咲きそろう」 2 美しさや魅力があふれ出る。「—・れる笑顔」
におい‐だま【匂い玉】
玉の形をした匂い袋。匂いの玉。
におい‐づけ【匂い付け】
連句の付合(つけあい)手法の一。前句と付句との間に気分・情趣の照応や調和をはかる付け方。特に、蕉風(しょうふう)で用いられた。
におい‐どり【匂い鳥】
ウグイスの別名。
におい‐の‐はな【匂いの花】
連句で、名残の裏の定座(じょうざ)(歌仙では5句目、百韻では7句目)に詠み込む花。名残の花。→花の定座