あじきり‐ぼうちょう【鰺切り包丁】
刃渡り18センチ以下の、小形の出刃包丁。
いし‐ぼうちょう【石包丁/石庖丁】
弥生時代の石器の一。長さ10センチ内外で、穀類の穂を摘み取るのに用いた。打製品にはひも掛け用のえりぐりがあり、磨製品にはひもを通す穴があいている。中国の東部から朝鮮半島にかけても広くみられる。
うすば‐ぼうちょう【薄刃包丁】
刃の薄い和包丁。多く、野菜を切るのに用いる。
おかた‐ぼうちょう【御方包丁】
大阪府堺(さかい)から産出した、タバコの葉を刻む包丁。鍛冶職人が妻(御方)に手伝わせて作ったところからという。
かくし‐ぼうちょう【隠し包丁】
料理で、食べやすいように、また、早く火が通るよう、材料の裏側に包丁で切れ目を入れること。しのび包丁。
かしきり‐ぼうちょう【菓子切り包丁】
菓子を切るための包丁。飴切り・カステラ切りなどがあるが、多く羊羹(ようかん)など練り菓子を切るものをさしていう。
かまがた‐ほうちょう【鎌形包丁】
刃の峰の先が、鎌のように丸くなっている包丁。
かみたち‐ぼうちょう【紙裁ち包丁】
紙を裁つのに使う包丁。たちぼうちょう。
さしみ‐ぼうちょう【刺(し)身包丁】
刺身をつくるのに使う包丁。刃の幅が狭くて長い、片刃の包丁。
さんとく‐ぼうちょう【三徳包丁】
文化包丁のこと。肉・魚・野菜の三つを扱えることからの名称。