けしょう‐まわし【化粧回し】
相撲で、十両以上の力士が土俵入りのときなどに用いるまわし。前面に前垂れようのものがあり、それに金糸・銀糸の刺繍(ししゅう)などを施す。多くは緞子(どんす)で仕立てる。どんす。
けしょう‐みず【化粧水】
1 化粧の際、洗顔に用いる水。 2 「力水(ちからみず)」に同じ。
けしょう‐もとゆい【化粧元結】
「入れ元結」に同じ。
けしょう‐やなぎ【化粧柳】
ヤナギ科の落葉高木。高さ約15メートル。幼樹の枝や葉は白蝋(はくろう)に覆われて白く、化粧したように見える。北海道の十勝・日高および長野県上高地、シベリア東部、朝鮮半島北部に分布。
けしょう‐やねうら【化粧屋根裏】
天井を張らず、梁(はり)・垂木など屋根裏が見える構造。
けしょう‐りょう【化粧料】
1 化粧の費用。化粧代。また、婦人のこづかい銭。 2 中世、女子にその生存の間だけに限定して譲渡された財産。→一期分(いちごぶん) 3 江戸時代、嫁入りの持参金。 4 舞台化粧の顔料。 5 化粧品。
けしょう‐わざ【化粧業】
体裁を繕うだけの真実性のない行為。「腹を切らうと申すとも、よも切らせはなされまい。すればいらぬ—」〈浄・薩摩歌〉
け‐そう【化粧/仮粧】
「けしょう(化粧)」に同じ。「御身の—いといたくして」〈竹取〉
けそう・ず【化粧ず】
[動サ変]けしょうする。身づくろいをする。「我も我もと装束(さうぞ)き—・じたるを見るにつけても」〈源・葵〉
け‐わい【化粧/仮粧】
《前項の「けわい」から》けしょう。おつくり。「ことに女は—と言うて、我が顔に白粉(うしろい)といふ物を塗り」〈虎清狂・鏡男〉