きょう【匡】
[人名用漢字] [音]キョウ(キャウ)(漢) [訓]ただす ゆがんだものを元の形のとおりに直す。正しくする。「匡正・匡輔(きょうほ)」 [名のり]たすく・ただ・ただし・まさ・まさし
きょう‐かく【匡郭】
木版本や古活字本などの各丁の外枠の線。
きょう‐きゅう【匡救】
[名](スル)悪を正し、危険などから救うこと。「—事業」
きょう‐さい【匡済】
[名](スル)悪をただし、乱れをすくうこと。「泰西流の政理をもってこれを—する」〈陸羯南・近時政論考〉
きょう‐せい【匡正】
[名](スル)正しい状態にすること。ただすこと。「かくて貧富の懸隔のはなはだしきを—し」〈河上肇・貧乏物語〉
きょう‐ひつ【匡弼】
非をただし、欠けたところを補い助けること。また、それを行う人。匡輔(きょうほ)。
きょう‐ほ【匡輔】
非を正し、及ばないところを助けること。また、その人。匡弼(きょうひつ)。「国の—は必ず忠良を待つ」〈古活字本平治・上〉
きょう‐ろ【匡廬】
廬山(ろざん)の異称。周の時代に仙人の匡俗が隠れ住んだのでいう。匡山。