ちゅう‐ぶん【中分】
1 半分に分けること。「今日より後は天下を—して」〈太平記・二八〉 2 五分五分に扱うこと。対等に見ること。「工藤左衛門祐経と、匹夫下郎の本多と、—の扱ひとはお恨めしい」〈浄・会稽山〉 3 間を...
ひっ‐ぷ【匹婦】
身分のいやしい女。また、道理に暗い女。⇔匹夫。
ひっぷ‐げろう【匹夫下郎】
匹夫と下郎。身分のいやしい男。
匹夫(ひっぷ)も志(こころざし)を奪(うば)うべからず
《「論語」子罕(しかん)から》どんなにいやしい者でも、しっかりした志を持っていれば、だれもその志を変えさせることはできない。人の志は尊重すべきであるということ。→三軍も帥を奪うべきなり匹夫も志を...
ひつ【匹】
[常用漢字] [音]ヒツ(漢) [訓]ひき 〈ヒツ〉 1 対になる相手。「匹偶・匹敵」 2 一人の男や女。また、身分の低い者。「匹夫・匹婦」 3 馬を数える語。「匹馬/馬匹」 〈ひき(びき・...
ふ【夫】
[音]フ(呉)(漢) フウ(慣) ブ(慣) [訓]おっと つま おとこ それ [学習漢字]4年 〈フ〉 1 成人した男。「丈夫・情夫・壮夫・大夫(たいふ)・匹夫・凡夫」 2 仕事にたずさわる男...
ゆう【勇】
いさましいこと。勇気。「匹夫の—」