パイロジェン‐フリー【pyrogen free】
医薬品や医療用具などに、体内で外因性発熱物質(パイロジェン)としてはたらく物質が含まれていないこと。通常、発熱物質は細菌に由来する内毒素(エンドトキシン)を指し、医療分野で使われる製品はパイロジ...
パスタ‐ざい【パスタ剤】
粉末医薬品を多量に含む軟膏(なんこう)剤。泥膏(でいこう)。
パップ‐ざい【パップ剤】
医薬品の粉末と精油成分を含み、湿布に用いる泥状の外用剤。ふつうカオリンパップが用いられる。以前は亜麻仁・芥子泥(かいしでい)・麦などを煮て粥状にしたものが用いられた。
パラベン【paraben】
食品・医薬品・化粧品の防腐剤として使用される有機化合物の総称。メチルパラベン・プロピルパラベンなど。正式名称は、パラオキシ安息香酸エステル。
ひかねつ‐せいざい【非加熱製剤】
血液などを由来とする医薬品のうち、加熱による滅菌・ウイルス不活化操作を行っていないもの。 [補説]日本では、昭和60年代前半まで、非加熱血液凝固因子製剤が血友病などの治療に用いられ、そこに混入し...
ひきょうそうてき‐そがい【非競争的阻害】
酵素の活性部位に、基質の有無によらずに結合し、酵素活性を阻害する機構。基質の濃度が高くなると、阻害できる割合が減少する。医薬品、農薬、殺虫剤などに利用される。非競合阻害。非競争阻害。非拮抗的阻害...
ひふねんまくがん‐しょうこうぐん【皮膚粘膜眼症候群】
抗生物質や風邪薬などの副作用による薬疹。全身の皮膚、粘膜に紅斑や水疱ができてただれ、眼に結膜炎や角膜炎が発症する。重症になると失明、死亡する。スチーブンスジョンソン症候群。SJS(Stevens...
ひみつろうじ‐ざい【秘密漏示罪】
医師・薬剤師・医薬品販売業者・助産師・弁護士・弁護人・公証人・宗教家や、過去にこれらの職に就いていた者が他人の秘密を漏らす罪。刑法第134条が禁じ、6か月以下の懲役または10万円以下の罰金に処せ...
ひょうか‐りょうよう【評価療養】
医療サービスの中で、保険給付の対象とすべきものであるか否かについて適正な医療の効率的な提供を図る観点から評価を行うことが必要なものとして厚生労働大臣が定めたもの。国民の選択肢を拡げ、利便性を向上...
ぴか‐しん【ぴか新】
《多く「ピカ新」と書く》新薬のうち、特に新規性や有用性が高く、従来の医薬品と異なる画期的な医薬品の俗称。「ぴかぴかの新薬」からの名。具体的には、厚生労働省による新薬の薬価算定において、画期性加算...