せんりのうま【千里の馬】
池宮彰一郎による短編の歴史小説。赤穂浪士、千馬三郎兵衛を主人公とする。平成6年(1994)、季刊誌「歴史ピープル」に掲載。平成7年(1995)、直木賞候補作となった。
千里(せんり)の行(こう)も足下(そっか)に始(はじ)まる
《「老子」六四から》遠い旅路も足もとの第一歩を踏み出すことから始まる。どんな遠大な事業も手近なところから始まるというたとえ。千里の道も一歩より始まる。
千里(せんり)の野(の)に虎(とら)を放(はな)つ
危険なものを放置して、のちに災いを残すたとえ。
千里(せんり)の道(みち)も一歩(いっぽ)から
遠い旅路も第一歩から始まる。どんな大事業も手近なところから始まることのたとえ。千里の道も一歩より起こる。
千里(せんり)も一里(いちり)
恋しい人の所に行くときは、遠い道もそれほど苦にならない。「惚(ほ)れて通えば—、会わず戻ればまた千里」
せん‐りょ【千慮】
いろいろと考えをめぐらすこと。
せん‐りょう【千両】
1 1両の1000倍。転じて、非常な大金。また、非常に価値が高いこと。「眼元(めもと)—」「一目—の眺め」 2 センリョウ科の常緑小低木。山地の林下に生え、高さ50〜80センチ。葉は長楕円形で縁...
せんりょう‐どうぐ【千両道具】
千両ほども価値のあるもの。「—の娘を、二十両の目腐り銀(がね)で女房に持たうや」〈浄・女腹切〉
せんりょうはなよめとびきりやみたてちょう【千両花嫁とびきり屋見立て帖】
山本兼一の歴史小説。平成20年(2008)刊行。京の道具屋夫婦を主人公とする連作短篇集。
せんりょう‐ばこ【千両箱】
1 江戸時代の金貨幣保管用の容器。ふつう、小判千両を収納するので千両箱とよばれたが、二千両入り・五千両入りのものもあり、箱の大きさは一定しない。 2 多額の金銭を生み出すもと。「お二人ながら竹屋...