ち‐ぢ【千千】
[名・形動] 1 数が非常に多いこと。また、そのさま。「大波が—に砕け散る」 2 種類・変化などに富むこと。また、そのさま。さまざま。「心が—に乱れる」
とう‐せん【当千】
《古くは「とうぜん」》一人で千人に匹敵すること。また、それほど武勇があること。「一騎—」
はちまん‐しせん【八万四千】
仏教で、数の多いことを表す語。「—の煩悩」
ひゃく‐せん【百千】
数の多いこと。たくさん。「—の難関に出あう」
もも‐ち【百千】
百や千。数が多いこと。「玉の簾(すだれ)を—に砕いたよう」〈鏡花・高野聖〉
や‐ち【八千】
はっせん。また、数がきわめて多いこと。多く他の語の上に付けて用いられる。「—草」
や‐ね‐せん【谷根千】
東京都文京区東部から台東区西部にかけての称。谷中・根津・千駄木(せんだぎ)を中心とする地域。
やま‐せん【山千】
《「海千山千」の略》山に千年住むこと。世知にたけ、老獪(ろうかい)なこと。また、その人。