しるし【印/標/証】
1 他と紛れないための心覚えや、他人に合図するために、形や色などで表したもの。目じるし。「非常口の—」「持ち物に—をつける」 2 抽象的なものを表すための具体的な形。 ㋐ある概念を象徴するもの。...
しん‐いん【心印】
1 禅宗で、仏の悟りを印にたとえた語。仏の心そのもの。 2 密教で、諸尊の内証の必要を示す印。
じつ‐いん【実印】
あらかじめ市区町村長に届け出て、必要の際には印鑑証明書の交付を受けられるようにしてある印章。一人1個に限られ、慣習上、重要な取引などに用いられる。
じゅ‐いん【呪印】
仏語。真言陀羅尼と印契(いんげい)。口に呪文を唱え、手に印を結ぶこと。
じょう‐いん【定印】
密教で、定に入っていることを示す印相(いんぞう)。両手をへその下で重ねる形。
じるし【印】
[接尾]人名や事物名の後半を略した形に付いて、その人や事物を遠まわしに言い表すのに用いる。「丹—にかかるとまことに愚智だよ」〈人・梅児誉美・後〉
すて‐いん【捨(て)印】
証書などで、訂正の場合などを考えて、前もって欄外に押しておく印。
せき‐いん【石印】
1 石に彫った印。 2 「石版印刷」の略。「—本」
せむい‐いん【施無畏印】
施無畏の功徳を示す印相。右手の5指をそろえて伸ばし、手のひらを前に向けて、肩の辺に上げる。
ぜい‐いん【税印】
印紙税の納税義務者が印紙をはりつける代わりに印紙税相当額を現金納付した場合に、納税済みであることを証するために証書・帳簿に押される印。