そで‐じるし【袖印/袖標】
戦場で敵味方を見分けるため、鎧(よろい)の袖につけたしるし。主に布切れを用いた。袖の笠標(かさじるし)。
ぞうしょ‐いん【蔵書印】
蔵書に押して、その所有を示す印。
だい‐いん【代印】
[名](スル)本来印を押すべき人の代わりに、別の人がその印を押すこと。また、その印。
ち‐いん【智印】
仏語。仏・菩薩(ぼさつ)が内に備えている智慧(ちえ)を象徴する印(いん)。
ちけん‐いん【智拳印】
金剛界の大日如来の結ぶ印。胸の前で、左手をこぶしに握って人さし指だけ立て、それを右手で握る印。右手は仏、左手は衆生(しゅじょう)を表し、煩悩(ぼんのう)即菩提(ぼだい)の理を示す。
ちょう‐いん【調印】
[名](スル)条約・協定などの内容が確定したとき、それに関係する当事国の代表者がその公文書に署名すること。「平和条約に—する」
つじ‐ほういん【辻法印】
道ばたや門口で祈祷(きとう)・占い・祭文語りなどを行った山伏。
つま‐じるし【爪標/爪印】
書物の問題のある所、重要な所などに、つめでつけておくしるし。
つめ‐いん【爪印】
自署や花押、また印章などの代わりに手の指先に墨・印肉を付けて捺印(なついん)したもの。拇印(ぼいん)。爪判(つめばん)。爪形。
て‐いん【手印】
証文・願文(がんもん)などを作成した場合、自署のかわりに掌(てのひら)に朱または墨をつけて文面におしたもの。しゅいん。