ひまん‐さいぼう【肥満細胞】
結合組織中や血管周囲などに存在し、好塩基性の顆粒(かりゅう)をもつ卵円形の細胞。ヘパリン・ヒスタミンなどを含んでいて、即時型アレルギー反応に重要な役割を果たす。マスト細胞。肥胖(ひはん)細胞。
ひめ‐くわがた【姫鍬形】
オオバコ科の多年草。本州中部以北の高山に自生。高さ約10センチ。葉は卵形で、対生。夏、淡紫色の小花をつける。
ひめ‐しゃら【姫沙羅】
ツバキ科の落葉高木。関東以西の山林中に自生。樹皮は淡黄赤色で滑らか。葉は長卵形で先がとがる。夏、白い5弁花を開く。庭木にする。さるなめり。あからぎ。
ひめ‐はぎ【姫萩】
ヒメハギ科の多年草。山野に生え、高さ約20センチ。根際から分枝した多数の茎に卵形の葉が互生する。4〜7月、ハギに似て小さい紫色の蝶形花を開く。実は扁平で2枚の殻がある。
ひめ‐ばち【姫蜂】
膜翅(まくし)目ヒメバチ科の昆虫の総称。体は細長く、腹部は平たい。長い触角をもつ。雌の産卵管は長い針状のものが多く、他の昆虫やクモなどに産卵する。農業上の益虫となる種も多い。
ひめ‐ます【姫鱒】
ベニザケの陸封型。全長約30センチ。背面は藍色、体側は銀白色。産卵期には黒っぽくなり、ひれが赤みを帯びる。北海道の阿寒湖などに分布するが、十和田湖・中禅寺湖などに移殖されている。食用。《季 夏》
ひゃくにち‐そう【百日草】
キク科の一年草。高さ約90センチ。葉は長卵形で、茎を抱くように対生する。夏から秋にかけて、大きな花を開く。花は寿命が長く、一重であるが、八重の園芸種もあり、色も紅・紫・白など豊富。メキシコの原産...
ヒヤシンス【hyacinth】
《「ヒアシンス」とも》キジカクシ科の多年草。鱗茎(りんけい)は卵形で外側は黒褐色。葉は広線形でやや多肉質。春、高さ約30センチの花茎を伸ばし、青紫・紅・白・紫色などの漏斗状の6弁花を多数総状につ...
ひゅうが‐みずき【日向水木】
マンサク科の落葉低木。山地に自生し、高さ2〜3メートル。枝は細く、よく分枝し、葉は卵形。春、葉より先に、黄色の花が2、3個ずつ垂れて咲く。北陸・近畿地方に分布。庭木にする。伊予みずき。
ひょう‐かつ【表割】
卵割の一型。節足動物など、卵黄が中心部に多い中黄卵にみられ、表面の細胞層だけが分裂するもの。