あつ‐ぼった・い【厚ぼったい】
[形]紙や布地などが厚みがあって重く感じさせるさま。「—・いコート」 [派生]あつぼったさ[名]
あつ‐み【厚み】
1 厚さの程度。厚いという感じ。「—がある」 2 深み。奥行き。「—のある語り口」 3 囲碁で、容易に攻略されない堅固な石の配置。
あつ‐もの【厚物】
花びらがまり状に厚く盛り上がって咲く菊。厚物咲き。
あつものざき【厚物咲】
中山義秀の短編小説。昭和13年(1938)発表。同年、第7回芥川賞受賞。題名の厚物咲は、分厚く花弁の多い鑑賞菊のこと。
あつ‐やき【厚焼(き)】
卵焼き・煎餅(せんべい)などを、厚く焼くこと。また、そのもの。
あつやき‐たまご【厚焼(き)卵】
厚めに焼いた卵焼き。多く、四角い専用の鍋を使って、箱形に仕上げる。
あつ‐よう【厚様/厚葉】
厚手の鳥の子紙・雁皮紙(がんぴし)。また、一般に厚手の和紙。⇔薄様(うすよう)。
あつ‐らか【厚らか】
[形動ナリ]厚くふっくらしたさま。「練り色の衣の、綿—なる三つばかりを着て」〈今昔・二九・三六〉
あつ‐わた【厚綿】
歌舞伎衣装の一。綿を厚く入れた着付けで、荒事(あらごと)や時代物の奴(やっこ)などに用いる。
こう【厚】
[音]コウ(漢) [訓]あつい [学習漢字]5年 〈コウ〉 1 ぶあつい。「厚薄/肥厚」 2 ゆたか。ゆたかにする。「厚生/重厚・濃厚」 3 心づかいがねんごろ。てあつい。「厚意・厚遇・厚情/...