げんせい‐だい【原生代】
地質時代の区分の一。先カンブリア時代を三分したもっとも新しい時代。地層は変成や褶曲(しゅうきょく)の程度が弱い。藍藻類の光合成により大気中に酸素が増え、真核生物および多細胞生物が誕生した。
げんせい‐どうぶつ【原生動物】
動物界の一門。体は1個の細胞からなり、分裂・出芽などによって増殖する。鞭毛虫類(ミドリムシ)・肉質類(アメーバ)・胞子虫類(マラリア病原虫)・繊毛虫類(ゾウリムシ)に分けられる。原虫。
げんせい‐りん【原生林】
昔から現在まで、一度も人手が加えられたことのない、自然のままの森林。原始林。 [補説]書名別項。→原生林
げんせいりん【原生林】
前田夕暮の自選歌集。大正14年(1925)刊行。
げん‐せき【原石】
1 原料となる鉱石。原鉱。 2 加工の施されていない宝石。「ダイヤモンドの—」 3 いまだ世に出ていない、優れた才能の持ち主のたとえ。「球団スカウトが—を発掘する」
げん‐せき【原籍】
1 戸籍を変更する以前の、もとの籍。 2 本籍。
げんせき‐ど【原積土】
岩石の風化物がもとの岩石の上に堆積(たいせき)して生じた土壌。残積土(ざんせきど)。⇔運積土。
げん‐せっき【原石器】
人類が道具として最初に使用したといわれる石器。第三系から発見されたが、人工の石器ではなく自然石とされている。
げん‐せつ【原説】
もとの説。最初の説。
げんせん【原泉】
荻原井泉水の句集。昭和35年(1960)刊。大正元年(1912)から昭和20年(1945)頃までの作品を収める。