うち‐け・す【打(ち)消す】
[動サ五(四)] 1 そうではないと言う。否定する。「辞任のうわさを—・す」 2 消し去る。聞こえなくする。「こがらしの音に声が—・される」 3 「消す」を強めていう語。「彦右衛門火を—・しなが...
うち‐やぶ・る【打(ち)破る】
[動ラ五(四)] 1 強い力でたたき壊す。「ドアを—・る」 2 (「討ち破る」とも書く)相手を攻めて負かす。撃破する。「大敵を—・る」 3 ㋐「破る」を強めていう語。「沈滞を—・る」 ㋑捨て去る...
うと・い【疎い】
[形][文]うと・し[ク] 1 親しい間柄でない。疎遠だ。「二人の仲は—・くなった」「去る者は日々に—・し」 2 (「…にうとい」の形で)そのことについての知識や理解が不十分である。「その方面の...
うば・う【奪う】
[動ワ五(ハ四)] 1 他人の所有するものを無理に取り上げる。「金品を—・う」「自由を—・う」「地位を—・う」 2 取り去る。取り除く。「命を—・う」「地表の熱を—・う」「雪で通勤の足が—・われ...
えいりもくてきとうりゃくしゅおよびゆうかい‐ざい【営利目的等略取及び誘拐罪】
営利・猥褻(わいせつ)・結婚、または生命や身体を害する目的で、人を略取・誘拐し、自己または第三者の支配下に移す罪。刑法第225条が禁じ、1年以上10年以下の懲役に処せられる。営利目的略取及び誘拐...
エウロペのりゃくだつ【エウロペの略奪】
《原題、(イタリア)Ratto di Europa》ティツィアーノの絵画。カンバスに油彩。縦178センチ、横205センチ。白牛に姿を変えたゼウスがフェニキアの王女エウロペを連れ去る場面を描いた作...
えぐち【江口】
大阪市東淀川区の地名。淀川と神崎(かんざき)川の分流点。古くは京都と西国を結ぶ海路の河港で、遊女が多くいた。 謡曲。三番目物。観阿弥作。世阿弥改作ともされる。撰集抄などに取材。江口の君の霊が...
エッチング【etching】
1 印刷などで、銅版に蝋(ろう)を主剤とする防食剤を塗り、針などで彫り、露出した銅面を硝酸などで腐食させて凹版を作る技法。腐食銅版の代表。 2 ガラス工芸の技法。耐酸性の被膜の一部を切り、強酸で...
え‐て【得手】
1 巧みで、得意とすること。最も得意とするところ。えて物。えて吉。「人にはそれぞれ—不得手がある」 2 「得手勝手」の略。「—のお方が、今宵一夜はおれが物、一寸側を離さぬと」〈浄・傾城酒呑童子〉...
えん‐かん【捐館】
《館を捐(す)てて世を去る意》高貴な人の死去をいう語。〈下学集〉