きたる【来る】
[連体]《動詞「きた(来)る」の連体形から》月日や行事などを表す語の上に付いて、近いうちにくる、この次の、の意を表す。「運動会は—一〇日に開かれる」「—定期総会において」⇔去る。
来(きた)る者(もの)は拒(こば)まず
《「春秋公羊伝」隠公二年から》心を寄せて近づいて来る者は、どんな者でも受け入れるという意。「—、去る者は追わず」
き・ふ【来経】
[動ハ下二]年月が訪れては過ぎ去る。「はねず色のうつろひ易き心あれば年をそ—・ふる言(こと)は絶えずて」〈万・三〇七四〉
きゃく【却】
[常用漢字] [音]キャク(漢) [訓]しりぞく しりぞける かえって 1 その場から後ろに引き下がる。しりぞく。「退却」 2 差し出したものを引っこませる。しりぞける。「却下/棄却」 3 除き...
きゃくしょう‐そくもう【隔生即忘/隔生則忘】
仏語。人がこの世に生まれ変わるとき、前世のことは忘れ去るということ。
きゅう‐てい【泣涕】
[名](スル)涙を流して泣くこと。涕泣(ていきゅう)。「卿速かに去るべし、復た—するなかれ」〈織田訳・花柳春話〉
きょ‐らい【去来】
[名](スル) 1 去ることと来ること。行ったり来たりすること。ゆきき。往来。「心中に—する思い」 2 過去と未来。
きり‐す・てる【切(り)捨てる/斬(り)捨てる】
[動タ下一][文]きりす・つ[タ下二] 1 切り取ってその部分を捨てる。「枝を—・てる」 2 無益なもの、不要なものとして捨て去る。「弱者を—・てる」「過去を—・てる」 3 計算で、求める位未満...
くい‐にげ【食(い)逃げ】
[名](スル) 1 飲食店で飲み食いをして代金を払わずに逃げること。また、その人。 2 後始末もしないで、そこそこに立ち去ること。「—で悪いが、いずれまた」
く‐げき【駒隙】
《「荘子」知北遊の「人、天地の間に生くるは、白駒の隙を過ぐるが如く、忽然たるのみ」から》月日が早く過ぎ去ること、人生の短く無常であることをたとえていう語。隙駒(げきく)。