しるし‐の‐すぎ【験の杉/標の杉】
1 杉の葉を集めて丸くし、酒屋の軒にかけてしるしとしたもの。さかばやし。 2 伏見の稲荷神社にある神木の杉。参詣者がその枝を折って帰り、久しく枯れなければ願いが成就するとされた。「御堂の方より、...
じそん‐いん【慈尊院】
和歌山県伊都郡九度山町にある高野山真言宗の寺院。山号は万年山。空海(弘法大師)が高野山を開創したとき、参拝の要所にあたるこの地を表玄関として高野山一山の庶務を司る政所(まんどころ)を置いた。承和...
じゅうさん‐まいり【十三参り】
京都地方で、陰暦3月13日(現在は4月13日)に、13歳の少年・少女が知恵を授かるため、嵯峨法輪寺の虚空蔵(こくうぞう)に参詣すること。もとは境内で売っている13品の菓子を買い、虚空蔵に供えたの...
すみよし【住吉】
大阪市の南西部、住吉区・住之江区あたり一帯の地名。古くは「すみのえ」と称されたが、平安初期以降「すみよし」とも読まれるようになったもの。 大阪市南部の区名。昭和18年(1943)阿倍野・東住...
せいがんと‐じ【青岸渡寺】
和歌山県東牟婁(ひがしむろ)郡那智勝浦町にある天台宗の寺。山号は那智山。仁徳天皇の時、インド僧裸形上人の創建と伝える。西国三十三所第一番札所。平成16年(2004)「紀伊山地の霊場と参詣道」の一...
せいもん‐ばらい【誓文払い】
10月20日に、京都四条寺町の誓文返しの神、官者殿(かじゃでん)(冠者殿)に商人や遊女が参詣し、商売上やむをえずついたうその罪を払い、神罰を免れるように祈る風習。京阪地方ではこの日を含めた数日間...
せき‐や【関屋】
関所の番小屋。「人住まぬ不破の—の板びさし荒れにし後はただ秋の風」〈新古今・雑中〉 源氏物語第16巻の巻名。光源氏、29歳。源氏が石山寺へ参詣の途中、逢坂(おうさか)の関で空蝉(うつせみ)と...
せんがじ‐まいり【千箇寺参り】
多くの寺院に巡礼参詣して、自分の生国や名前を記した納札を寺の柱や扉にはって歩くこと。
せんど‐もうで【千度詣で】
社寺に千度参詣して祈願すること。
せんにち‐まいり【千日参り】
1 千日の間、毎日寺社に参詣すること。千日詣で。 2 1日参詣すると千日間参拝するのと同じ功徳(くどく)があるといわれる特定の日に参詣すること。浅草寺では陰暦7月10日とされた。四万六千日。千日詣で。