けんむねんかんき【建武年間記】
室町初期の記録書。1巻。著者・成立年未詳。建武政府が発布した法令や、建武政権下の世相を風刺した「二条河原の落書」などを収める。建武記。
げき‐しゃ【激写】
[名](スル)俗に、センセーショナルな瞬間の写真を撮ること。決定的瞬間をカメラに収めること。
げっかのいちぐん【月下の一群】
堀口大学の訳詩集。大正14年(1925)刊。ボードレール・マラルメなどのフランス近代詩340編を収める。
げんげんしゅう【玄々集】
平安中期の私撰和歌集。1巻。能因(のういん)撰。永承年間(1046〜1053)の初めごろに成立。一条天皇から後朱雀(ごすざく)天皇までの間の秀歌160余首を作者別に収める。
げんせん【原泉】
荻原井泉水の句集。昭和35年(1960)刊。大正元年(1912)から昭和20年(1945)頃までの作品を収める。
げんせん【言泉】
国語辞書。落合直文編「ことばの泉」を、芳賀矢一が増補、改訂したもの。大正10年〜昭和4年(1921〜1929)刊。百科語彙を多く収める。
こいごろも【恋衣】
詩歌集。山川登美子・茅野雅子・与謝野晶子の共著。明治38年(1905)刊。登美子の「白百合」、雅子の「みをつくし」、晶子の「曙染(あけぼのぞめ)」の短歌3集と、晶子の詩6編からなり、「君死にたま...
こいのヨーロッパ【恋のヨーロッパ】
《原題、(フランス)L'europe galante》モランの短編小説集。1925年刊。14作品を収める。
こいぶみ【恋文】
連城三紀彦の短編小説集。昭和59年(1984)刊行。余命わずかな昔の恋人のもとに走った夫と年上の妻の葛藤を描く表題作など全5作を収める。第91回直木賞受賞。昭和60年(1985)、神代辰巳監督...
こうぎょく【紅玉】
木下利玄の歌選集。大正8年(1919)刊。大正3年(1914)から大正6年(1917)にかけての短歌516首を収める。