とり‐ぶん【取(り)分】
自分が取るべき分。分け前。取り前。「—が少ない」
とり‐わき【取り分き】
[副]「取り分け」に同じ。「—仰せ言ありて」〈源・桐壺〉
とり‐わ・く【取り分く】
[動カ四]特に他と異なっている。特別である。「御前よりも—・きさるべきものどもをいださせ給ふ」〈大鏡・頼忠〉 [動カ下二]「とりわける」の文語形。
とり‐わけ【取(り)分け】
[副]《動詞「取り分ける」の連用形から》特に。ことに。とりわけて。「今年の夏は—暑い」
とりわけ‐て【取(り)分けて】
[副]「取り分け」に同じ。「—興味のあるテーマ」
とり‐わ・ける【取(り)分ける】
[動カ下一][文]とりわ・く[カ下二] 1 食べ物などを別の器に分けて取る。「大皿から—・ける」 2 同類のものの中でも特別なものとして、別にする。「高級品を—・ける」