とり‐どり【取り取り】
[名・形動]人や物によってそれぞれに違っていること。また、そのさま。まちまち。副詞的にも用いる。「—な(の)服装」「主人も老婆も—僕によくしてくれた」〈蘆花・思出の記〉
とり‐なおし【取(り)直し】
1 取り直すこと。特に、相撲で、勝負をやりなおすこと。「二番後—」 2 (「撮り直し」とも書く)写真などの撮影をやり直すこと。「グラビアの—」
とり‐なお・す【取(り)直す】
[動サ五(四)] 1 改めてもう一度とる。「許可を—・す」「決を—・す」 2 改めて手に取る。また、持ち方を変える。「筆を—・して書き継ぐ」 3 気持ちを改める。沈んだ気持ちなどを回復させる。「...
とり‐なし【取(り)成し/執(り)成し】
1 対立する二者の間に入って、うまく折り合いをつけること。仲裁。また、仲介。「—を頼む」 2 連歌・連句の付合(つけあい)手法の一。前句の言葉を別の意味に転じるなどして句を付けること。
とりなし‐がお【取(り)成し顔】
その場をうまくおさめようとする態度や顔つき。
とり‐な・す【取(り)成す/執(り)成す】
[動サ五(四)] 1 対立する二者の間に立って、事態が好転するようにうまくとりはからう。また、その場の気まずい雰囲気をうまくまとめる。「座を—・す」 2 なかだちをする。仲介する。「面会できるよ...
とり‐なら・べる【取(り)並べる】
[動バ下一][文]とりなら・ぶ[バ下二]ずらりとならべる。また、とりそろえる。「新製品を—・べて展示する」
とり‐なり【取(り)成り】
なりふり。人の身なりや素振り。「おとなしやかな—で」〈鏡花・高野聖〉
とり‐なわ【取(り)縄/捕(り)縄】
1 罪人などを捕らえて縛る縄。捕縄(ほじょう)。 2 太刀の鞘(さや)についているひも。太刀を帯びるとき、腰に結ぶ。帯取革(おびとりがわ)。
とり‐にが・す【取(り)逃がす】
[動サ五(四)] 1 捕らえかけて逃げられる。また、一度は捕らえたのに逃げられる。「犯人を—・す」 2 手に入れそこなう。「好機を—・す」