とりのき‐むじん【取り退き無尽】
江戸時代に流行した無尽。くじに当たって金を取った者は退会し、それ以後掛け金を払わなくてもいいもの。
とり‐のけ【取り除け】
1 取り除けること。除外。 2 例外。「送籍(そうせき)は吾々仲間のうちでも—ですが」〈漱石・吾輩は猫である〉
とり‐の・ける【取り除ける】
[動カ下一][文]とりの・く[カ下二] 1 そこから取ってなくす。とりのぞく。「障害物を—・ける」 2 取り出して別にする。「予約の分を—・ける」
とり‐のこさ◦れる【取(り)残される】
[連語]《動詞「とりのこす」の未然形+受身の助動詞「れる」》「取り残す2」に同じ。「時代に—◦れる」
とり‐のこし【取(り)残し】
全部取らずに残しておくこと。取ったあとに残っていること。また、そのもの。
とり‐のこ・す【取(り)残す】
[動サ五(四)] 1 全部取らずに残しておく。「—・した分を回収する」 2 (多く「取り残される」の形で)そのものだけをあとに残す。置き去りにする。「仲間に—・される」
とり‐のぞ・く【取(り)除く】
[動カ五(四)]取ってなくす。とりのける。「不純物を—・く」
とり‐のぼ・せる【取(り)上せる】
[動サ下一][文]とりのぼ・す[サ下二]興奮のあまり、分別を失う。逆上する。また、のぼせあがる。「耳まで真赤に—・せた彼女の目が」〈有島・宣言〉
とり‐はからい【取(り)計らい】
取り計らうこと。「適切な—をする」
とり‐はから・う【取(り)計らう】
[動ワ五(ハ四)]物事がうまく運ぶように考えて処理をする。「穏便に—・う」 [可能]とりはからえる