とり‐たが・う【取り違ふ】
[動ハ下二]間違えて取る。とりちがえる。「人のもとにさるもの包みて送るやうやはある。—・へたるか」〈枕・八四〉
とり‐たて【取(り)立て】
1 特に目をかけて登用すること。抜擢(ばってき)。「社長の—で出世する」 2 強制的に取ること。催促して徴収すること。「借金の—にあう」 3 取って間がないこと。また、そのもの。「—のトマト」
とり‐た・てる【取(り)立てる】
[動タ下一][文]とりた・つ[タ下二] 1 多くの中から特別に取り上げる。「一度の失敗を—・てて責める」「—・てて言うこともない」 2 大勢の中から特に選び出して用いる。抜擢する。引き立てる。「...
とり‐ちが・える【取(り)違える】
[動ア下一][文]とりちが・ふ[ハ下二] 1 間違って他の物を取る。取り間違える。「靴を—・える」 2 間違って理解する。誤解する。「意味を—・える」 3 互い違いにする。また、互いに取り合う。...
とりっ‐こ【取りっこ】
[名](スル)何人かで争って取ること。とりっくら。「ボールの—」
とり‐つく・す【取(り)尽(く)す】
[動サ五(四)] 残らず取ってしまう。全部取る。「実を—・す」
とり‐て【取(り)手】
1 物を受け取る人。 2 カルタのふだを取る人。読み手に対していう。 3 相撲・柔道などの技。また、その技の巧みな人。 4 武術の一。武器を持たずに敵を倒し、捕らえる術。
とり‐なお・す【取(り)直す】
[動サ五(四)] 1 改めてもう一度とる。「許可を—・す」「決を—・す」 2 改めて手に取る。また、持ち方を変える。「筆を—・して書き継ぐ」 3 気持ちを改める。沈んだ気持ちなどを回復させる。「...
とり‐ばかま【取り袴】
袴の股立(ももだ)ちを取ること。「人も追はぬに—して」〈平家・二〉
とり‐ふだ【取(り)札】
カルタで、並べておいて取るほうの札。⇔読み札。