くち‐のみ【口飲み/口呑み】
容器に入った水や酒などを、小さな器に移さずにそのまま飲むこと。「徳利から—にする」
くち‐の‐よ【口の世】
食っていくのがやっとの状態。また、その程度のわずかな手当。「やうやう—で抱へられ」〈浮・永代蔵・五〉
くち‐は【口端】
「口の端(は)」に同じ。
口(くち)は口(くち)心(こころ)は心(こころ)
口に出して言うことと、心で思っていることとが別であること。
口(くち)は心(こころ)の門(もん)
心の中で思っていることは、口に出してしまいがちである。本心は思わず言葉にしてしまうものである。
くち‐はっちょう【口八丁】
[名・形動]口が達者なこと。また、その人や、そのさま。口巧者(くちごうしゃ)。→八丁
くちはっちょう‐てはっちょう【口八丁手八丁】
[名・形動]しゃべることもやることも達者なこと。また、そのさま。口も八丁手も八丁。手八丁口八丁。「—な男だけに世渡りがうまい」
くち‐はばた・い【口幅たい】
[形]「口幅ったい」に同じ。「—・くてお願いも申されねば」〈一葉・花ごもり〉
くち‐はばった・い【口幅ったい】
[形]言うことが身の程を知らず、生意気である。「—・いことを言うようですが」
口(くち)は禍(わざわい)の門(かど)
不用意な言葉から災難を招くことがあるので、言葉は慎むべきものであるという戒め。口はわざわいの門(もん)。口はわざわいの元(もと)。