いにしえ‐ぶみ【古書/古典】
古い時代の書物。古典(こてん)。「おのれ—をとくに師の説とたがへること多く」〈玉勝間・二〉
こ‐てん【古典】
1 古い時代に書かれた書物。当代・現代からみて、古い時代に属する書物。「鴎外や漱石も若者にとっては—なのである」 2 学問・芸術のある分野において、歴史的価値をもつとともに、後世の人の教養に資す...
こてん‐おんがく【古典音楽】
1 民俗音楽や、ジャズ・ポピュラーなどの大衆音楽以外の、芸術的に正統とされる西洋音楽。クラシック音楽。 2 ⇒古典派音楽
こてん‐がくは【古典学派】
18世紀後半から19世紀初頭にかけて、アダム=スミスやリカードを中心にして成立した英国の経済学派。自由主義思想を基礎にすえて、資本主義経済を自律性ある再生産の体系として把握。古典派経済学。正統学派。
こてん‐けいさんき【古典計算機】
⇒古典コンピューター
こてん‐げいのう【古典芸能】
日本で近世以前に創始され、現在も伝承・実演されている芸能。雅楽・能・狂言・歌舞伎・文楽・日本舞踊・邦楽・落語・講談など。ふつう、鑑賞を目的としたものをいい、民俗芸能などは含まない。
こてん‐げき【古典劇】
近代劇以前に完成形態をみせた演劇のこと。古代ギリシャ・ローマの悲劇・喜劇、およびその影響を受けて発達した17世紀のフランスのコルネイユ・ラシーヌ・モリエールの演劇などが代表。
こてん‐こだい【古典古代】
古代ギリシャ・ローマ時代の総称。ヨーロッパ文化の基礎となった古典文化を生んだ時代として、他の古代社会と区別するために用いる。
こてん‐コンピューター【古典コンピューター】
古典物理学に依拠する論理回路で演算を行うコンピューターの総称。情報の最小単位ビットを0か1だけで表す。スーパーコンピューターを含む従来型のコンピューターをさし、量子コンピューターに対していう。古...
こてん‐ご【古典語】
1 明治以前の古典に用いられている語で、現代では一般には用いられないか、または意義に変化のある語。古語。 2 古く存在した言語で、現在の文化に至る影響をもつもの。特にヨーロッパで、その文化の基調...