こしちょう【古史徴】
江戸後期の国学書。4巻。平田篤胤(ひらたあつたね)著。文政元〜2年(1818〜19)刊。古伝説・神代文字・記紀・新撰姓氏録などについて論じたもの。
こしつう【古史通】
江戸中期の史論書。4巻。新井白石著。享保元年(1716)成立。旧事紀(くじき)・古事記・日本書紀などを比較検討して、神武天皇までの神代史を再構成しようとしたもの。
こしでん【古史伝】
江戸後期の史論書。37巻。平田篤胤(ひらたあつたね)著。文政8年(1825)成立。自著の神代史「古史成文」に注釈を加え、著者の神道思想を詳しく述べたもの。
こしひょうそくろん【古詩平仄論】
森槐南による漢詩の評釈書。明治16年(1883)刊行。
こしほんじきょう【古史本辞経】
江戸後期の語学書。4巻4冊。平田篤胤(ひらたあつたね)著。天保10年(1839)成立。嘉永3年(1850)刊。国語の優れている理由や、五十音図の価値などを説く。
こ‐しゃ【古社】
古くからある神社。
こ‐しゃきょう【古写経】
古い時代に書写した経文。主に室町時代以前のものをいう。
こ‐しゃじ【古社寺】
古くからある、由緒のある神社や寺院。
こしゃじ‐ほぞんほう【古社寺保存法】
古社寺の建造物や宝物の保存に関する事項を定めた法律。明治30年(1897)公布。昭和4年(1929)国宝保存法の制定により廃止、昭和25年(1950)には文化財保護法がそれに代わって成立。
こ‐しゃほん【古写本】
古い時代に筆写した本。主として室町末期ころまでのものをいう。