ちょう‐く【長句】
1 字数の多い句。特に、漢詩の七言の句のこと。五言の句に対していう。⇔短句。 2 連歌・連句で、短歌の上(かみ)の句にあたる五・七・五の句。⇔短句。
ちょうたん‐く【長短句】
長句と短句。また、古詩・楽府(がふ)など1句の字数の一定しない詩。特に、宋詞のこと。
つい‐く【対句】
修辞法の一。語格・表現形式が同一または類似している二つの句を相対して並べ、対照・強調の効果を与える表現。詩歌・漢詩文などに用いられる。「月に叢雲(むらくも)、花に風」など。
つきなみ‐はいく【月並俳句】
正岡子規が俳句革新の立場から、伝統的な旧派の俳句を排撃していった語。転じて、古臭くて平凡な俳句。月並発句(ほっく)。
つぎ‐く【継(ぎ)句】
雑俳の一種。8〜9字の題の下または上に語句を添えて17字の句とするもの。
つけ‐く【付句】
連歌・俳諧の付合(つけあい)で、前句に付ける句。
つなうち‐せっく【綱打ち節句】
正月20日に、その年に使う農・漁業用の綱や縄を作って祝う行事。
てん‐く【転句】
漢詩で、絶句の第3句。意味内容を一転させる句。転。
とう‐く【倒句】
意味を強めるために、語句の順序を普通とは逆にして表現すること。また、その句。「行きたいなあ、あの山に」の類。
とう‐く【投句】
[名](スル)俳句を投稿すること。また、その俳句。「俳句雑誌に—する」