はぜ【粶/爆米/葩煎】
もち米を煎(い)ってはぜさせたもの。江戸時代、年賀の客に出したり蓬莱台(ほうらいだい)の下に敷いたりした。また、雛の節句の菓子ともした。《季 新年》
はち‐ぶ・く【蜂吹く】
[動カ四]口をとがらせて文句を言う。不平を言う。「鼻などうち赤めつつ—・き言へば」〈源・松風〉
は‐ちょう【破調】
短歌・俳句などの定型詩で、音数に多少が生じること。字余り・字足らずなど。
はっ‐く【発句】
1 漢詩で、絶句の第1句、律詩の第1・2句。起句。 2 和歌の第1句、または第1・2句。 3 ⇒ほっく(発句)
はっこ‐ぶん【八股文】
《股は対偶の意》中国、明・清代、科挙の答案に用いられた文体。四書五経から出題された章句の意について、対句法を用いて独特な八段構成で論説するもの。時文。制義文。
はっ‐せい【発声】
[名](スル) 1 声を出すこと。声の出し方。また、その声。「大きく口を開けてはっきり—する」「—練習」 2 多数の人が唱和するとき、最初に声を出して音頭をとること。「町長の—で万歳を三唱する」...
はっ‐たい【八体】
1 漢字の8種の書体。諸説あり、漢代の「説文解字」では、秦の八体として大篆(だいてん)・小篆(しょうてん)・刻符・虫書・摹印(ぼいん)・署書・殳書(しゅしょ)・隷書(れいしょ)を挙げる。 2 発...
はつ‐かいし【初懐紙】
年頭に初めて懐紙に記した連句。《季 新年》
はつがらす【初鴉】
高野素十の第1句集。昭和22年(1947)刊。
はつ‐ぜっく【初節句】
生まれた子が初めて迎える節句。女児は3月3日、男児は5月5日。はつのせっく。