騏驎(きりん)も老(お)いぬれば駑馬(どば)に劣(おと)る
《「戦国策」斉策から》名馬も年をとると駄馬にも負ける。すぐれた人も年をとると凡人にも及ばなくなるたとえ。 [補説]「騏驎」は、この成句では駿馬(しゅんめ)のことをいい、「麒麟も老いぬれば駑馬に劣...
きれ‐じ【切れ字】
連歌・俳諧の発句で、句中または句末に用いて、句に曲折をもたせたり、特別に言い切る働きをしたりする語。終助詞や用言の終止形・命令形などが多い。「や」「かな」「けり」など。
き‐れん【起聯】
律詩の第1・第2の2句。首聯。→律詩
きん【禁】
[音]キン(漢) [訓]いさめる [学習漢字]5年 1 ある行為に枠をはめて差し止める。「禁煙・禁止・禁酒・禁制・禁断・禁欲/厳禁」 2 かってな行為を差し止めるための一定の枠。おきて。「解禁・...
きん‐く【禁句】
1 和歌や俳諧(はいかい)などで、使ってはならない語句。止め句。 2 聞き手の感情を害したり刺激したりするのをはばかって避けるべき言葉や話。「受験生の前では、落ちる、すべるの類は—だよ」
きん‐く【金句】
1 「金言(きんげん)1」に同じ。 2 言いまわしの巧みな句。美しい句。りっぱな言葉。
きん‐げん【金言】
1 処世上の手本とすべき内容を持つすぐれた言葉。金句。 2 仏の口から出た、不滅の真理を表す言葉。こんげん。
きん‐しゅう【錦繍/錦綉】
1 錦(にしき)と、刺繍(ししゅう)を施した織物。 2 美しい織物・衣服。「—を身にまとう」 3 美しい紅葉や花のたとえ。「—の山々」 4 美しい字句や文章のたとえ。「—を重ねた文章」
きん‐しょう【金章】
1 美しくすぐれた文章。「—金句おなじく一代教文より出でたり」〈平家・四〉 2 黄金の印章。金印。
きん‐せん【琴線】
1 琴の糸。 2 心の奥深くにある、物事に感動・共鳴しやすい感情を琴の糸にたとえていった語。「心の—に触れる言葉」 [補説]2は、「琴線に触(ふ)れる」で成句となり、良いものに感銘を受ける意で使...