じごんじ【自言辞/二言辞】
《法華経の「慈眼視衆生」の句からという》小言(こごと)や言い訳などをぐずぐず言うこと。「—ぬかすとぶち殺す」〈浄・合邦辻〉
じ‐じょう【治定】
[名・形動](スル) 1 決定すること。落ち着くこと。〈和英語林集成〉「連歌はなほ上手になりてのちも善悪をひしと—する事はかたし」〈連理秘抄〉 2 きまりきっていること。また、そのさま。必定(...
じ‐せい【辞世】
1 この世に別れを告げること。死ぬこと。 2 死に臨んで残す言葉・詩歌。「—の句」
じ‐たらず【字足らず】
和歌・俳句などで、句の音数が5音または7音よりも少ないこと。また、その句。⇔字余り。
じっけんだな【十軒店】
東京都中央区にあった地名。江戸時代には人形店が並び、3月・5月の節句の近くになると市が立ちにぎわった。
じ‐づら【字面】
1 文字の形や文字を並べたぐあい。また、それから受ける感じ。「この名前は—がよくない」 2 語句または文章が表面的に示す意味。「—どおりの意味」 3 活字に彫られている字の表面。
じ‐とり【地取り】
能や狂言で、演者が次第4を謡ったあと、地謡(じうたい)などが低い声で棒読みのように同じ文句を繰り返すこと。また、その謡。
じ‐ふ【辞賦】
中国文学の様式の一。詩と散文との中間にあって、対句を連ね韻も踏むが、特に定まった規則はない。叙情的性格の強い辞と、叙事的な賦とに分けることもある。
じぶく・る
[動ラ五(四)]理屈をこね回す。ぶつぶつ文句を言う。無理を言ってすねる。「すねて—・ッて、大泣きに泣いて」〈二葉亭・平凡〉
じ‐もの
[接尾]《形容詞語尾「じ」+名詞「もの」から》名詞に付いて、…のようなもの(として)、…であるもの(として)などの意を表す。連用修飾句として用いられることが多い。「鳥—朝立ちいまして」〈万・二一...