薪(たきぎ)尽(つ)・く
1 《「法華経」序品の「仏この夜滅度し給ふこと、薪尽きて火の滅するがごとし」の句から》釈迦(しゃか)が入滅する。「二月の中の五日は、鶴の林に—・きにし日なれば」〈増鏡・序〉 2 命が尽きる。死ぬ...
たく‐ま【琢磨】
[名](スル)《「詩経」衛風・淇澳から》玉などをとぎみがくこと。転じて、学問・技芸などを練り磨いて向上につとめること。「切磋(せっさ)—」「意を曲げても句調を—し」〈逍遥・小説神髄〉
たけ‐くらべ【丈比べ/丈競べ】
[名](スル) 1 高さを比べ合うこと。特に、背の高さを比べること。 2 連歌で、17字の長句に長句を、14字の短句に短句を付ける誤りを犯すこと。 [補説]書名別項。→たけくらべ
ただ‐く【只句】
連歌で、発句以外の句をいう。
たて‐えいそう【竪詠草】
和歌の書式の一。小奉書・杉原紙・美濃紙などを二つ折りにし、さらに内へ五つに折り、記名、歌題、上の句、下の句を順次各枠内に書く。2首の場合は、1首を3行目に、他の1首を4行目に、いずれも2行書きに...
たて‐く【立(て)句/竪句】
俳諧の連句で、第1句。単独に作られる発句(ほっく)と区別していう。
たて‐つ・く【盾突く/楯突く】
[動カ五(四)]《古くは「たてづく」か》目上の人に対して逆らう。従わずに文句を言ったりして反抗する。たてをつく。「上官に—・く」「親に—・く」
たとえ【例え/譬え/喩え】
1 たとえること。また、たとえられた語句や事柄。比喩。「—に引く」 2 同じような例。「世間の—にもれない」
たな‐ばた【七夕/棚機/織女】
五節句の一。7月7日の行事。この夜、天の川の両側にある牽牛(けんぎゅう)星・織女星が、年に一度会うといい、この星に女性が技芸の上達を祈ればかなえられるといって、奈良時代から貴族社会では星祭りをし...
たぶ‐たぶ
[副] 1 液体が容器にあふれるほどに入っているさま。なみなみ。「宇都宮、(サカズキニ)—と受けて」〈伽・猿源氏〉 2 たっぷりとしているさま。また、ゆったりとしているさま。「後句(ごく)は、同...