いっく‐どうおん【一口同音】
1 多くの人が声をそろえて、章句を唱えること。 2 多くの人がそろって同じことを言うこと。異口同音(いくどうおん)。「祈りをせよやとて、船中の上下、—に観音の名号をとなへけるに」〈幸若・新曲〉
いっさいきょう‐おんぎ【一切経音義】
一切経の難語句について、発音と意味を解説した仏書。 唐の玄応撰。25巻。648年ころ成立。玄応音義。 唐の慧琳(えりん)撰。100巻。783〜807年に成立。慧琳音義。
いっ‐しき【一色】
[名] 1 一つの色。ひといろ。いっしょく。 2 華道で、一種類の花木を生けること。「万年青(おもと)を—にいける」 3 物事の一種類。また、同じ種類。ひとしな。「しわい人でつひに孫どもに何を...
いつ‐か【五日】
1 日の数の五つ。5日間。 2 月の第5の日。 3 正月5日。《季 新年》「水仙にかかる埃(ほこり)も—かな/たかし」 4 5月5日。端午(たんご)の節句の日。「—まで水澄みかぬるあやめかな/桃...
いつ‐もじ【五文字】
1 五つの文字。ごもじ。 2 和歌や俳句の最初の5音。初句。
イディオム【idiom】
慣用句。成句。熟語。
いなか‐しょうもん【田舎蕉門】
江戸時代の俳諧で、地方に勢力を張った美濃派や伊勢風の平俗な句風をあざけっていう語。
い‐はん【異版/異板】
同一内容のものが別の版で印刷されていて、部分的に字句の相違のある出版物。
今(いま)は昔(むかし)
今から見れば昔のこと。今では昔のこと。説話や物語文学の書き出しに用いられる慣用句。「—、竹取の翁といふもの有りけり」〈竹取〉
いままいり【今参】
狂言。秀句好きの大名に召し抱えられた新参者が、大名の問いにすべて秀句で答える。