し【只】
[人名用漢字] [音]シ(呉)(漢) [訓]ただ 〈シ〉それだけ。「只管打坐(しかんたざ)」 〈ただ〉「只今・只者・只中」 [難読]只管(ひたすら)
しかん‐たざ【只管打坐/祗管打坐】
ただひたすら座禅すること。特に曹洞宗でいう。
ただ【唯/只/但】
《「直(ただ)」と同語源》 [副] 1 そのことだけをするさま。それよりほかにないと限定するさま。ひたすら。もっぱら。「—時間ばかりかかる」「—無事だけを祈る」 2 数量・程度などがごく少ない...
ただ【徒/只】
《「直(ただ)」と同語源》 [名] 1 取り立てて値打ちや意味がないこと。普通。「—の人」「—のからだではない」 2 何事もなく、そのままであること。無事。「見つかったら—では済まない」 3 ...
ただ‐い【徒居/只居】
なにもしないでむだに時を過ごすこと。「暫時も—せず」〈浮・永代蔵・四〉
ただ‐いま【只今/唯今】
[名] 1 今この時。現在。「—の時刻は午前九時です」「—用意しています」 2 ごく近い過去。ほんの少し前。今しがた。「—の報告に異議がある」「—帰ってきたところです」 3 ごく近い未来。すぐ...
ただ‐うど【徒人/直人/只人】
「ただびと」の音変化。
ただ‐がお【徒顔/只顔】
化粧していないありのままの顔。素顔(すがお)。「この女房の湯より上がって、—ならんを見せて」〈太平記・二一〉
ただ‐く【只句】
連歌で、発句以外の句をいう。
ただ‐ぐい【只食い】
[名](スル)代金を払わずに食べること。