めし‐かえ【召(し)替え】
《「めしがえ」とも》召し替えること。また、それに用いるもの。→御(お)召し替え
めし‐かえ・す【召し返す】
[動サ四]貴人が下位の人を呼びもどす。また、物を取りもどす。「数珠をくだけぬと、もみちぎりて、—・せ—・せ、とさけぶ」〈宇治拾遺・三〉
めし‐か・える【召(し)替える】
[動ア下一][文]めしか・ふ[ハ下二]貴人が衣服を着がえたり、乗り物を乗りかえたりする。「装束を—・える」
めし‐かか・える【召(し)抱える】
[動ア下一][文]めしかか・ふ[ハ下二]雇って家来にする。「高禄で—・える」
めし‐ぐ・す【召し具す】
[動サ変]目下の人や家来などを伴う。召し連れる。「頼もしくおぼえて—・して行くほどに」〈徒然・八七〉
めし‐こ・む【召し籠む】
[動マ下二]呼び寄せて外に出さずに閉じ込める。「いかで、かかる御使を—・めて、かう懲ぜさせ」〈宇津保・楼上上〉
めし‐だ・す【召(し)出す】
[動サ五(四)]貴人や主君が目下の人や家来を呼び出す。「お上に—・される」
めし‐つかい【召(し)使い】
1 雑用をする奉公人。下男・下女など。 2 禁中で召し使われた身分の低い官人。
めし‐つか・う【召(し)使う】
[動ワ五(ハ四)]人を召し出して雑用のために使う。「使用人を—・う」
めし‐つぎ【召し次ぎ/召し継ぎ】
1 取り次ぎをすること。また、その人。「ただ舎人(とねり)二人—として」〈竹取〉 2 院の庁や東宮・摂関家などで、雑事を務め、時刻を奏した下級職員。「—、舎人などの中には」〈源・宿木〉